区市町村で働くことになって、どんな服装で出勤したらよいか悩む方も多いと思います。
今回は、悪目立ちせず、その後の勤務がスムーズになるような服装の選び方を書いていきます!
正規職員として入職する場合について書いていきますが、会計年度任用職員でもフルタイムに近い方も、ぜひ目を通してみてください!
公務員の服装の基本を押さえよう
初めに、公務員の服装の基本を確認しておきましょう。
公務員の服装、一番大切な基本は、「華美でないこと」です!
華 美(かび)
派手で贅沢な様子。
出典『Wiktionary』 (2014/05/05 19:43 UTC 版)
これを公務員的に解釈すると
といったところでしょうか。
つまり、毎日リクルートスーツスタイルなら問題ないわけです。
でも、これから一生、毎日リクルートスーツは嫌ですよね。
少しは、おしゃれしたい!
もちろん、これは基本で、ダブルスタンダードが存在します。ここからは、「多分、ここまではカジュアルにしても安全です」という情報をお伝えしていきます。
基準服・制服がある場合も
遠い昔は、多くの市町村で上下服の支給があったようです。
最近は、財政難で
なんてこともあります。
基準服がある場合は、新人のうちは積極的に着用していきましょう!
入職後1か月間の服装
入職直後は、たいてい研修があります。
研修期間は、正規職員だと3日から2週間くらいでしょうか。
新入職員の全体研修で、人事関係のことや公文書関係のこと、組織の体制や長期計画などについての講義を聞きます。
細かい服装規定がある自治体は、この研修で説明されます。
入職直後は、絶対スーツ!
研修中は、男性も女性もスーツです。
4月入職だとクールビズ期間でもないので、採用試験を受けたときの恰好で問題ありません。
新卒で採用された人は、だいたい黒のスーツに黒い靴です。
ネイビーのスーツや茶の靴を履いている人もいますが、転職組で年齢が少し上だったり、出向などで、一応新入職員として研修を受けている人のことが多いです。
女性がスカートスーツの場合、タイツや黒ストッキングの方は、みたことありません。
カラーのスーツもタイツも、ダメではないのですが、目立ちます。研修中は、避けておいた方が良いでしょう。
研修を終えて配属になったあと
全体研修が終わって、配属が決まったあとは、配属先での研修やレクチャーが始まります。
窓口がある課だと、先輩の後ろに影のようについて回る場合もありますが、入職から1か月は、スーツを崩さず着ることを勧めます。
住民や業者からみて、絶対新人とわかるスタイルで居ないと、余計な質問をされ、答えられないと不機嫌になられたりします。
新人だな、聞いてもわからないな
と、ぱっと見で伝わる服装を心がけましょう。
男性は、ダーク系スーツ&靴を継続するのが無難ですが、女性は、研修の時より自由ができます。
配属先が土木系などの作業着系の場合も、「ラフでいいよ」と上司や先輩に言われるまで、スーツを貫きましょう。
入職後、1か月を過ぎてから
事務職の方は、この期間もスーツで良いと思いますが、保健師の場合、育児相談などの保健事業の見学を考えると、伸縮性があって、洗って清潔にできる服が良いです。
ここでオススメなのは
スーツと同じような色味にしておきましょう。
黒いパンツは、ユニクロなどで大丈夫ですが、ブラックデニムはダメです。
また、レギンスパンツなどでボディラインが出すぎるものも、おじ様・おば様職員さんには不評です。
黒のレギパンで注意されたことあります。
「ぴったりしすぎ!」だって(笑)
★訪問の見学が始まったら、靴も準備しましょう!訪問用靴の記事はこちら!
クールビズをきっかけに、少しずつ脱スーツ!
6月以降、クールビズが始まります。
クールビズでは、男性はノーネクタイ、ポロシャツOKになります。
女性のクールビズは、あまり具体的に決まっていないことも多いのですが、普段よりカジュアルでも大丈夫な雰囲気になります。
でも、ある日いきなりカジュアルになると、目立ちます。
というような感じで、半身だけカジュアル方式で様子を見ながら、徐々にカジュアルにしていきましょう。
雑誌のOL着回しコーデは、参考にするな!
普段よりカジュアルとはいえ、ファッション誌の着回しコーデを参考にするのはオススメしません。
露出を抑えても色がカラフルすぎて、役所では浮きます。
公務員においては、ちょっとダサいことが正義、みたいな空気です。
庁内を歩いたとき、同性で年の近そうな事務職の先輩を遠目で確認しましょう!その人が着ていたことがある色なら大丈夫、と判断しましょう!
【裏技】議会のある期間の服装
議会が近づいてくると、管理職がピリピリし始めます。
議員さんも庁内を歩くことが多くなるので、総務部長を通してお小言を言われる機会が増えがちです。
仕事に慣れてきた2年目以降やクールビズ期間でも、議会の少し前くらいから、ちょっと気を引き締めて、硬い服装をしておくと、余計なトラブルに巻き込まれずに済みますよ!
まとめ
23区の一部など、区市町村によっては、かなり服装が自由なところもありました。
でも、残念ながら都心部以外では、少し人と違う恰好をするだけで、お小言言われがちです。
特に、新卒の方は要注意です。転職組や、年齢が30代の新人は、なぜかあんまり注意されません。
住民の「新人の恰好がだらしない」というクレームから、新人さんを守るためです!たぶん!
嫌な文化だけど・・・頑張って耐えましょう!
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