公務員を志す皆様は、住民の皆様の公共の福祉のために、いつ何時も職務に邁進していく意気込みですか?
ここでは、「そんなの建前だ」「公務員として人生を楽して過ごしたい」というちょっと邪な方々の役に立つ情報を、元公務員の著者がご紹介します。
自分の時間を守りたいなら、存在感を消すのが良い
地域とのつながり、住民との協働などを掲げる組織では、公務員に限らず、何かと新入職員に課せられる「暗黙のルール」が多いです。
色々な自治体の話を聞くと、地方へ行けば行くほど、その傾向は顕著のようです。
東京でも、23区はともかく、市町村部にはその傾向が強いです。
そのような自治体で、公務員として生きるために大事なのは、存在感を消すことです!
存在感を消すメリット
存在感を消すと、どんな良いことがあるのでしょうか。順番に説明していきます。
土日のボランティア活動に呼ばれない
市役所や役場に就職した場合、川や道路の掃除を地元の人と行う、みたいなイベントが発生します。
だいたい、管理職と新人が「暗黙のルール」により強制参加です。
新入職員の人数が少ない場合は逃れられませんし、ヤバい自治体だと、点呼で出席を確認されます(ボランティアで自由参加の体なのに)。
ただ、2年目以降、「出たほうが望ましいけど、新人ほどは強制参加出ない」雰囲気になるので、存在感がないと2年目以降不参加でも悪く言われない可能性が高いです。
嫌な風習ですよね
余計な飲み会や親睦会に呼ばれない
地方公務員社会では、割と頻回に上司や先輩による飲み会が開催されます。
もちろん、民間企業と同じような、断りにくい飲み会もあります。
課ごと・係事で、この3つは良く開催されていました。新人は、幹事を任されることもあります。
さらに、公務員っぽい行事で、今時あんまり聞かないものもあります。
自治体によってですが、土日に丸一日日帰り旅行があったり、一泊旅行をしているところも・・・。
課や係単位の飲み会やイベントは、新人が欠席することは許されません。
存在感がある人だと、2年目以降も「行かないの?」「なんで来なかったの?」と、参加を強要されがちです。
逆に、存在感を消しておけば、不参加でも文句を言われることはありません!
消防団に誘われない
地元の消防団というのをご存じですか?
消防団は、消防本部や消防署と同様、消防組織法に基づき、それぞれの市町村に設置される消防機関。地域における消防防災のリーダーとして、平常時・非常時を問わずその地域に密着し、住民の安心と安全を守るという重要な役割を担います。
出典:総務省消防庁ホームページ,(2021)
簡単に言うと、週に2~3回夜に訓練(と飲み会)があり、火事の際には消防車に乗って、消防士と協力して消火する人です。
年4万弱の報酬や退職金がありますが、公務員でもなれるのです。
近年、消防団になる人がいなくて、女性でも、若手公務員なら声をかけられます。
採用面接で「消防団に入る気持ちはありますか?」とか聞いている自治体もあるとか、ないとか・・・
飲み会が活発な地域もあるので、ノリが良い、明るい、引き受けてくれそうな目立つタイプの職員は、消防団に入団するように勧誘されます。
お金が欲しい方は止めませんが、週に数回の訓練が結婚後も続くので、家族にも負担です。
存在感を消しておけば、しつこく誘われることはありません。
(消防団の活動は、素晴らしいと思うし、やってくださっている方には感謝いたしますが・・・断れずイヤイヤやるものではないですよね。)
偉くなりたい人だけ、存在感をアピールしましょう
人事考課の成績をぜひとも上げたい、とか、将来総務部長を目指したい、など、出世欲のあふれる方は、すべてのイベントに参加して、存在感をアピールしていきましょう!
家族がいる場合は、家族で自治体内に移住、地域の祭りに家族同伴で顔を出し、町内会や自治会の役員も引き受けていきましょう。
コネ採用はないはずですが、採用後の昇進には、コネや親族の情報が関係あると思える事例を、筆者はたくさん見てきました。
もし、偉くなりたいのに、親族によるコネクションがない場合は、存在感5割増しでアピールしていきましょう!
昔は、親睦が大切だったらしい
一昔前は「知らないひとだから、一緒に仕事したくない」という、信じられない思想の職員がいたようです。(先輩談)
逆に、「仲が良い職員が担当だから、協力してあげよう」という具合で仕事がしやすくなっていたので、飲み会などで職員の親睦を深めることが重要視されているのです。
現在では、働かないおじさんはともかく、若手職員にそんな人はいません。
職業人として、仲良くない職員とも協力できるので、時間外に無理して親睦を深めなくても問題ありません。
存在感の消し方
では、存在感を消すには、どうすれば良いでしょう?
この方法は簡単です。
★女性公務員の目立たない服装は、こちらの記事を参考にしてください。
公務員の悪い特性として、「頼みやすい人」に仕事やボランティアを頼みがちです。
よく会う人、話しやすい人などの「頼みやすい人」になりすぎないように心がけることで、だんだんと存在感を消せます。
まとめ
今回は、ワークライフバランス重視の公務員生活を送りたい方へ、存在感を消すことをオススメする記事でした。
存在感を消すメリットは
存在感を消す方法は、「頼みやすい人」にならないこと!
これで、あなたの公務員生活は、穏便なものになりますよ!
コメント