突然ですが、保健センターの看護師のパート・アルバイトって、どんなイメージですか?楽そう?
今回は、いくつかの市町村でパート経験のある私が、パート看護師の仕事のうち、子供に関する仕事(母子保健)をご紹介します。
保健センターのパート看護師のお仕事
実際にやったことのあるお仕事のうち、子供に関する母子保健の仕事は、こんな感じです。
乳幼児健診
4か月健診、1歳半健診、3歳児健診などの乳幼児健診でのお仕事です。
都道府県や区市町村によって、10か月健診や1歳健診、5歳児健診などがあったりと、健診の年齢も名前もバラバラですが、保健センターに子供を呼ぶ健診では、看護師のパートのお仕事があります。
健診では、何をするかというと、
尿検査は、機械のところと目視のところがありました。
★3歳児健診について、詳しい流れを知りたい方は、こちら!
予防接種
地域にもよるのでしょうが、予防接種は医療機関での個別接種がほとんどです。
保健センターで集団接種しているのは、BCGくらいです。
BCGは、委託の業者さんが来てくれるので、接種自体はお任せなのですが、
などは、パート看護師の仕事です。
初産のママを中心に、脱衣やおむつ替えがスムーズにいかなかったりして、待ち時間が長くなってまうので、会場をウロウロしながら、診察と接種が滞らないようにお世話するのです。
BCG液は自然乾燥しないといけないので、乾燥したかどうか看護師が確認し、「服を着てよいですよ」と声をかけるのも仕事です。
早く帰りたかったり、説明が聞けていなかったりで、生乾きのまま服を着てしまわないように監督するのです。
育児相談
育児相談自体は、保健師が受けるので、保護者からの相談に答えることは基本ありません。
育児相談の前に計測する場合がほとんどなので、体重と身長を測定するのがパート看護師の仕事です。
区市町村によっては、パート看護師とボランティアさん(愛育委員さんなど)で、セット計測することも。高齢の方が多かったりするので、ボランティアさんが怪我や無理をなさらないように気を付けるのも、なんとなく仕事として求められています。
療育やフォローアップグループのスタッフ
健診の結果、発達に心配がある子を集めたグループをやっていたりします。1歳6か月児健診で、言葉がでていなかったり、落ち着きがなかったり・・・という子です。
子供の発育を促すようなプログラムや、保護者同士が悩みを話し合う懇談会の時間があったりしました。
そのようなグループでの仕事は
などです。
グループには、親子で参加するのですが、時期的にママが次の子を妊娠している場合もあります。だいたい、毎回妊婦さんがいます。
ママが妊婦さんだと、子供を走って追いかけることができない、お手洗いが頻回など、会場で様々なフォローが必要になります。
安全にグループが進行するように、そのような細かいお世話をするのも、パート看護師の仕事でした。
電話かけ
3歳児健診の視力検査、聴力検査、尿検査が未提出や再検査の方で、保健センターにもってきていないお家に電話します。
ほかにも、乳児健診で首座りが未確認、健診未受診のお家に、来所するように電話で指導したり。
基本的に、このような電話かけは保健師さんがやっていますが、人が足りないので、パート看護師に役割が回ってくる場合もありました。
もともと問題のある家庭は、常勤保健師さんが「この家は電話しなくて良いです」と言ってくれるので、安心です。
ただ、「ついでに聞いても良いですか・・・」と保護者のかたから育児相談や日程の問い合わせをされることもあるので、手元に色々と資料を用意したほうが良いです。
まとめ
いくつかの保健センターでパート看護師として勤務した著者が、経験したことがある勤務内容は、
補助的な役割が多いし、看護師1名で勤務することはないので、経験の長い同僚の方から教われば、難しいことはありません。
臨床経験がない看護師でも、十分勤務は可能だと思います。
コメント