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保健センター、パート看護師の仕事って何?【成人事業編】

保健センター

保健センターのパート看護師って、どんな仕事をするのか気になりませんか?

今回は、いくつかの区市町村でパート看護師勤務の経験のある私が、パート看護師の仕事のうち、大人に関する仕事(成人保健)をご紹介します。

子供に関する仕事、母子保健分野の看護師業務が気になる方は、こちらをご覧ください。

この記事を読んでほしい方
  • 看護師として、区市町村保健センターでの仕事に興味がある方
  • 保健センターでパート勤務中だけど、ほかの市の様子が気になる方
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保健センターの成人(大人)相手のお仕事

役所の体制によりますが、介護予防や介護保険に関することは、「高齢課」のような別の部署がやっていることが多いです。

保健センターでは、だいたい18歳~75歳未満の方に向けた保健事業をしています。

このなかで、保健師としてではなく、パート看護師として、やったことがある仕事をご消化します。

特定健康診査(健康診断)

特定健診とは

日本人の死亡原因の約6割を占める生活習慣病の予防のために、40歳から74歳までの方を対象に、メタボリックシンドロームに着目した健診を行います。

出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp),特定健診・特定保健指導について,2021

社会保険の人は会社で健診するので、保健センターに来るのは国民健康保険の人です。

健診では、採血や医師の診察、尿検査、人によっては心電図や眼底検査も行います。最近では、歯科健診をセットでやるところもあります。

健診の流れの中で、パート看護師として携わっているのは

  • 血圧測定
  • 尿検査
  • 腹囲測定
  • 診察介助

私の勤務する保健センターでは、身長と体重は、事務の方が測定しています。

採血は、検査会社とセットで業者委託になっているので、その会社の看護師さんや検査技師さんがやってくれます。

採血は業者さんにお任せ、の自治体も多いように感じます。

おかげで、採血に自信ありませんが、勤務できてます!

血圧測定

血圧測定は、基本的に全自動の機械で測ります。

ただ、不整脈があったり、高度肥満で腕が太すぎたりすると、機械では測れません。その時は手動で測定します。

「機械だと高く出るから、手動で測ってくれ」という方も稀にいます。

手動(アネロイド)で測る方は、50人に1人くらいです。

骨密度測定(骨粗しょう症健診)

骨粗しょう症は、だいたい2種類あります。

  • レントゲンでの測定
  • 超音波での測定

レントゲン検査は、ドクターが待機するので、「健診」と名前が付きます。(医師がいないと健診と言えないので)

パートの看護師は、もちろんレントゲンの操作はできません。

パート看護師の仕事は、会場での誘導と、血圧測定などです。

超音波も、レントゲンの様に業者さんが来てくれるところもありますが、機械の操作を看護師がするところもありました。

操作は、ジェルを塗って足を合わせたり、年齢を入力したりといった簡単なことなので、パソコンが苦手でも、大丈夫です。

レントゲンと超音波、どちらもすぐに結果がわかるので、結果を見ながら保健師が保健指導します。

パート看護師が保健指導することはないですが、住民の方から帰りがけに健康相談や質問を受けることはあります。保健師につなぐので問題ないですが、簡単な内容は答えられるよう、骨密度について基本的なことを知っておくと便利です。

がん検診

がん検診は、レントゲンができるバスが来て検診するところと、保健センターにレントゲン室がある場合とで、会場の様子が大きく変わります。

レントゲンを使うがん検診での、パート看護師の仕事は

  • 問診票の確認
  • 受診者の誘導・安全確保

胃がん検診と同様、レントゲンを撮るのは技師さんですし、既往歴がある方の検査の判断は待機のドクターがいるので、特にパート看護師が判断を求められることはありません。

転倒予防が一番気を使う仕事

検診受診者には、高齢の方も非常に多いので、会場での転倒予防に一番気を使います。

  • テーブルのキャスターのロックを必ずかける
  • 延長コード・電気コードを通路に這わせない
  • 土足用シートなど利用するときは、テープで止める

常勤の職員さんは忙しくて、細かなところまで見られないこともあるので、検診が始まる前に確認しておくと、自分もみんなも安心だと思います。

胃がん検診は、特に気を付けて

保健センターで行う集団の胃がん検診は、バリウムの検査です。胃カメラは、ありません。

高齢の方は、発泡剤で気持ち悪くなったり、検査台が回ることでめまいを起こしたりすることもあります。

下剤の調整も気を使います。

ほかのガン検診に比べて特に体調不良者が出やすいのが胃がん検診なので、勤務の際には、特に気を引き締めています。

事務作業

事務作業は、健診後などの余った時間に突発で頼まれることも多いです。

予防接種の多い時期や、検診受診者が増える時期に仕事が増えたり、逆にまったく仕事がない時期もあったりするので、年間通して安定して稼げるわけではありません

特定健診の処理

尿検査や心電図、眼底検査などは、健診当日に結果がわかるのですが、血液検査の結果だけは後日業者から送られてきます。

そのすべての検査結果をまとめて、ドクターに見せる準備をしたり、結果の郵送の準備をしたりする事務作業を頼まれることがあるのです。

健診結果や宛先の字が小さいので、老眼の進んだ先輩は「目が疲れる」と言っていますが、座り仕事だし、お客さん相手でなはいので、正直です。

この仕事が、一番楽で大好き!

書類整理のお手伝い

保健センターは役所の一部なので、書類にはすべて「保存年限」が決まっています。

年度初めのころなど、保存年限が切れた書類を個人情報の有無で分けたり、シュレッターにかけまくる仕事を頼まれることも。

この仕事を頼まれると、手がガサガサになるし、書類が多すぎて腰痛になります。

指サックや綿の手袋があると、便利ですよ!

まとめ

いくつかの保健センターでパート看護師として勤務した著者が、経験したことがある勤務内容は、

  • 特定健診
  • 骨密度測定
  • がん検診
  • 事務作業

もちろん区市町村によって違うと思いますが、採血などは専門業者さんが来ることも多いので、採血できない・臨床経験がない看護師でも、十分勤務は可能だと思います。

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