保健師業界は、あまりOB・OG訪問が一般的ではありません。
実際に入職するまで、職場の雰囲気や人間関係のヤバさを知るヒントがないのは、不安ですよね。
そこで、私が実践して効果のあった、地雷職場を回避する方法をご紹介します!
過去の採用試験結果を確認しよう
自分が受ける(受けた)年以前の、募集人数、受験者数、採用人数を確認しましょう。
政令指定都市や大きな区市町村の場合は、採用人数が増減していないかどうか見てみましょう。
募集人数の確認方法
調べたい自治体のホームページにアクセスします。
検索窓があれば「令和〇年度 採用試験 結果」などと打ち込むと、すぐに見つかります。
年度は元号(令和とか平成とか)じゃないと出ません!
Googleなどから直接検索すると、古いものまで見られる場合もあります。
過去何年分か、探せたら良いですね。
こんな自治体は要注意
採用試験結果にアクセスできたら、次は中身を見てみていきます。
地雷の可能性が高いのは、ズバリ、人口規模の割に、毎年採用が多い!
こんな自治体は、地雷の可能性大です!!
離職の多い自治体は、毎年大量採用
区市町村の職員のなかで、保健師人数は少ないです。
区市町村が保健師職を採用し始めたのは、そこまで古い話でもないので、令和3年現在でやっと定年退職の人が出始めるかな、くらいの自治体が多いと思います。
ということは、待遇の良い、働き続けたいと思える職場では、保健師の募集はほとんど出ないはずなのです。
調べたら、人口約33万7千人、職員数約2700人の新宿区でも、保健師の新入職員は4名でした。
反対に、毎年、採用予定「若干名」と書いて、人口規模の割に大人数採用しているということは、定年前に次々保健師が辞めていく自治体ということですね。
そして、次々退職者がでる自治体は「念のため」多めに合格者を出すので、毎年採用・大量採用の傾向に拍車がかかります。
ギリギリセーフはこんなとき
ただ、新しく健康に関する政策を始める予定、などで、保健師の定員を増やすために毎年少しずつ募集している、という可能性もあります。
区市町村の出している「長期計画」というのに「保健師増員」とか書いてあるならセーフ!
こんな自治体は安全、かも?
採用試験結果をみて、こんな自治体なら安心かも!というチェックポイントを紹介します。
前回の採用から、数年ぶりの募集
大きな自治体だと、毎年募集するのは当然ですが、人口20万人以下くらいの区市町村では、採用しない年が何年かあると安心かもしれません。
なぜなら、単純に「働きやすいから、退職者がいない。採用の必要がない」と読み取れるからです。
多くの区市町村では、産休代替は会計年度任用職員(臨時雇いの人)で賄うので、産休育休が多くても採用は増えません。
応募があるのに、最終合格者を出さない自治体
1人しか募集していなくて、結果的に採用0の場合は、「合格させたのに辞退されたのかどうか」確認しましょう。
自治体のホームページには、必ず載っています。
この場合、二次試験は一人受けたけど、採用しなかったとも読み取れます。
(二次試験受験後、結果が出る前に辞退の電話を入れたのかもしれませんが・・・)
どんなに人員不足でも、力がない保健師や組織に悪影響を与えそうな人を採用しないという判断ができるということです。
変な人がいなくて、働きやすいということです!
自治体の採用試験をするのは、だいたい事務職の偉い人ですよね。
保健師の力量や、保健センターなどの保健師が多い組織に配属した場合に考えられることなどは、事務職の偉い人ではわかりません。
なので、少々問題がありそうでも、採用してしまうのです。
保健師にとって働きやすい自治体では、事務職の偉い人が保健師の業務をよくわかってくれています。
場合によっては、採用試験の際に、古株保健師に意見を聞いてくれたり、面接試験に同席させてくれたりします。
そんな協力関係が育める職場なら、就職してもしばらくは頑張れそうですよね!
まとめ
採用試験を受ける・受けた自治体が地雷かどうか調べる方法は
3年連続「若干名」の募集で、6人~8人保健師を採用しまくった自治体、ヤバい職場で、すごい離職率でしたよ!(実体験談)
ご注意を!
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